2020年02月14日 10:30

スズキ ジムニー 新型を初出展、インドの顧客の反応を探る…デリーモーターショー2020

スズキのインド子会社のマルチスズキは、デリーモーターショー2020(オートエクスポ2020)に、新型『ジムニー』(Suzuki Jimny)を初出展した。インドの顧客の反応を探るため、としている。

◆1.5リットルのシエラを出展

デリーモーターショー2020に出展された新型ジムニーは、日本向けの新型『ジムニーシエラ』と共通仕様になる。新型の特長は、新開発の1.5リットルエンジンの搭載にある。「K15B」と呼ばれる直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力102hp/6000rpm、最大トルク13.3kgm/4000rpmを発生する。トランスミッションは5速MTまたは4速ATを組み合わせる。

新型は、ラダーフレーム、FRレイアウト、副変速機付パートタイム4WD、3リンクリジッドアクスル式サスペンションというジムニーの伝統を継承。ラダーフレームは新開発された。Xメンバーと前後にクロスメンバーを追加したことにより、ねじり剛性を先代比でおよそ1.5倍に引き上げた。ボディサイズは、全長3550mm、全幅1645mm、全高1730mm、ホイールベース2250mm。

◆悪路走破性を追求したジムニー独自のメカニズム

エンジンを縦置きに配したFRレイアウトは、エンジンをフロントタイヤより後方に配置し、厳しい悪路走行に有効な対障害角度を確保した。悪路走破性に優れる機械式副変速機付きパートタイム4WDを採用する。路面状況に合わせて、2WDと4WDを任意に切替えて走行できる。4WDは4H(高速)、4L(低速)のモードに切替えが可能だ。4Lは、通常の約2倍の駆動力を発揮し、急な登坂路や悪路の走破性を高める。

3リンクリジッドアクスル式サスペンションは、独立懸架式サスペンションに比べ、凹凸路で優れた接地性と大きな対地クリアランスを確保する。さらに堅牢な構造により、過酷な使用環境にも耐える信頼性を追求した。

走破性能を高める電子制御のブレーキLSDトラクションコントロールを採用する。4L(低速)モード走行時、エンジントルクを落とすことなく、空転した車輪にだけブレーキをかけることでもう一方の車輪の駆動力を確保し、高い脱出性能を実現する。坂道発進時に役立つ「ヒルホールドコントロール」と、下り坂でブレーキを自動制御することで、車両の加速を抑える「ヒルディセントコントロール」を装備した。

悪路走行時のステアリングへのキックバックを低減し、高速走行時の振動を減少させるステアリングダンパーも新採用された。車体とラダーフレームをつなぐボディーマウントゴムを新設計する。これにより、乗り心地を改善し、優れた操縦安定性を追求している。

◆スズキセーフティサポートを採用

新型ジムニーには、「スズキセーフティサポート」を採用した。ドライバーが事故を回避し、毎日の運転中にドライバーが安心できるよう支援するスズキの予防安全技術となる。前方の車両や歩行者との衝突の危険性があるとシステムが判断した場合には、単眼カメラと赤外線レーザーレーダーを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキの「デュアルセンサブレーキサポート(DSBS)」が作動する。状況に応じて、音声や映像で警告を発したり、制動力を強めたり、自動緊急ブレーキをかけて、衝突を回避する。

さらに新型ジムニーには、ドライバーの安全運転を支援する車線逸脱警報機能やふらつき警報機能、ハイビームアシストを用意した。ハイビームアシストはハイビームとロービームを40km/hの速度で自動的に切り替えて、夜間運転をサポートする。新型ジムニーでは、「標識認識機能」を採用した。交通標識を認識し、速度制限などの道路標識を検出すると、メーターディスプレイに標識が表示され、ドライバーに安全運転を促す。

また、オーディオシステムを直感的に操作するために、上級グレードには7インチの赤外線タッチスクリーンを装備した。このスマートフォンに連携したディスプレイオーディオユニットは、Bluetoothに対応している。

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