2020年02月19日 06:39

BMW X5 と X6 新型に48Vマイルドハイブリッド、5月に欧州発売へ

BMW は、『X5』新型と『X6』新型に、48Vのマイルドハイブリッド搭載車を設定し、5月に欧州市場で発売すると発表した。

◆パワートレインの電動化戦略の一環

BMWグループは、パワートレインの電動化戦略を進めている。電動車両を2021年末までに、100万台販売するのが目標だ。

BMWグループは2019年6月、2025年までに25の電動車両を発売するという電動化目標を2年前倒しして、2023年までに達成すると発表し、電動化を加速させている。25車種のうち、半分以上はフルEVとなる予定で、残りはプラグインハイブリッド車(PHV)やハイブリッド車になる。

具体的には、2019年7月にMINI ハッチバックのEV、MINI『クーパーSE』を発表した。2020年には、フルEVとしてBMW『iX3』を発売する。2021年には、新型EVのBMW 『iNEXT』や『i4』を投入していく。

BMWグループの電動化戦略において、BMWブランドでは、プラグインハイブリッド車(PHV)のラインナップを継続的に拡大してきた。『2シリーズ アクティブ ツアラー』、『5シリーズ』、『7シリーズ』、X5に、プラグインハイブリッド車(PHV)を用意する。

今度は、メルセデスベンツやアウディなど、競合するプレミアムブランドが手がける48VのマイルドハイブリッドテクノロジーをBMWも新開発し、欧州向けの5シリーズ、新型『3シリーズ』、新型『X3』、新型『X4』に導入する。直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジン(最大出力190hp)を基本にした48Vのマイルドハイブリッドが搭載される。

◆3.0リットル直6ディーゼルは最大トルク71.4kgm

これに対して、X5新型とX6新型の48Vのマイルドハイブリッド搭載車は、重量のある大型SUVのため、直噴3.0リットル直列6気筒ターボディーゼルエンジンを基本にしたシステムとなる。48Vのマイルドハイブリッドは、「xDrive40d」グレードに搭載される。

この直噴3.0リットル直列6気筒ターボディーゼルエンジンには、BMW ツインパワーターボテクノロジーを採用する。2ステージターボシステムとコモンレールピエゾ燃料直接噴射を導入した。ターボチャージャーのレスポンスは、高圧と低圧の可変ターボジオメトリーによって強化される。

1サイクルあたり最大10回の噴射により、インジェクターは最大2700barの圧力で燃焼室に燃料を供給する。インジェクターに組み込まれた新しい圧力センサーは、正確な燃料噴射を行い、クリーンな燃焼と良好な燃費を可能にした。最大出力は340hp/4400rpm、最大トルクは71.4kgm/1750〜2250rpmを獲得する。

◆0〜100km /h加速は5.5秒

48Vのマイルドハイブリッドは、エンジンの負荷を軽減し、出力を向上させるのに役立つ。強力な48Vスタータージェネレーターとバッテリー(二次電池)を採用することにより、ブレーキ時に回生したエネルギーを、電力としてバッテリーに蓄える。48Vスタータージェネレーターは 11hpの追加パワーを発生する。この電力が、加速時などにエンジンをアシストする駆動力を生み出す。

48Vスタータージェネレーターは、エンジンをアシストする電気駆動ユニットのように作動し、エンジンを可能な限り、効率的な範囲内で作動できるようにする。一方、電動オーバーブースト機能は、フルスロットルで加速するときに、ダイナミックなパフォーマンスを可能にするという。トランスミッションは8速「ステップトロニック」で、駆動方式は4WDの「xDrive」だ。0〜100km/h加速5.5秒の性能を発揮する。

◆燃費は17.2km/リットル

また、48Vスタータージェネレーターは、エンジンの自動停止と再始動が行える。非常に少ない振動でエンジンを停止し、よりスムーズに再始動できるというメリットがある。これにより、ドライブトレインからエンジンを切り離すことなく、高速道路を走行する場合など、低負荷時にコースト(惰性走行)モードでエンジンを完全に停止することができるという。

環境性能は、新型X5のxDrive40dが、欧州複合モード燃費16.9km/リットル、CO2排出量154g/km。新型X6の xDrive40dは、欧州複合モード燃費17.2km/リットル、CO2排出量153g/kmと公表されている。

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