2020年04月15日 17:30

【ホンダ シビックタイプR 新型】シビックの血は操る歓び…商品企画[インタビュー]

1月にマイナーチェンジしたホンダ『シビック』。そして夏ごろには「タイプR」が投入される予定だという。そこで今回、商品企画サイドからタイプRを開発するに際し何をどう考えたのかについて担当者に話を聞いた。

◆育てていこう

まずは商品企画としてどのような考えのもとに、シビックタイプRの開発はスタートしたのだろうか。本田技研工業商品ブランド部商品企画課の齋藤文昭さんは、「2017年に発売したモデルが世の中にしっかり受け入れられたという確信のもと、お客様が求めていることをどこまで超えられるかを開発陣と一生懸命話をした。そのうえで、その期待を超えたシビックタイプRを“育てていこう”という姿勢を打ち出すことにした」と話す。

その “育てていく”ことがポイントだ。「現行はデビュー以来、今回まで特に手を入れて来なかった。そのこともあり、昨年11月にシビックのマナーチェンジを発表した際に、もうなくなってしまうではないかと噂をされてしまった。しかし、そういうことはなく、しっかりと育てていくということを伝えなければいけない。これを第一義として始まった」と語る。

◆市場に受け入れられた先代

では世に受け入れられたという確信はどこで得られたのか。齋藤さんは大きく2つあるという。ひとつは販売台数だ。「計画の年間1500台に対し3000台近くの要望をもらい届けることができた。投入した市場において、この価格でどこまで受け入れられるかを精査した結果の値付けでもあるので、(市場からは)より受け入れられたと考えている」とコメント。

もうひとつは、納車までの時間だ。「実際に納車にまで時間がかかることにお客様がどう捉えるか、その反応を見ようと思っていた」という。その結果は、「市場は1年待ってもよいほどのクルマだといってもらえた」。齋藤さんは、「もちろん(納車まで時間がかかったことで)迷惑をかけたことは反省しなければいけない。しかし、お客様の声からは価格やデザインなどの不満の声はなく、我々としては届けてよかったと確信した」と述べる。

◆タイプRだけではなくシビック全体として

新型シビックタイプRのキーワードは“育てていく”ことだと齋藤さんはいうが、では具体的に何を育てるのだろう。

「シビックはハッチバック、セダン、そしてタイプRと3機種ある。現在国内では“シビック”という名前が認知されており、特に“タイプR”という名前だけが大きく認知されているとは思っていない」という。その理由は、「国内では、ずっとシビックを手に入りやすいクルマとして販売してきたからだ」と述べる。そのうえで、「タイプRはシビックの高性能バージョンという位置付けなので、どうやってシビック(というブランド)をより認知させていくべきかを考えた結果、東京オートサロン2020でセダン、ハッチバック、タイプRを揃え、シビック全体として発信するのが一番伝わると判断した」と説明する。

つまり、4ドア、5ドアなどとわけず、まずはシビックというブランド全体として訴求をしようということだ。「これはいずれの系譜、起源も一緒だからだ。そこをしっかりとシビックシリーズとして訴求していこう。それが育てていく姿勢だ」と齋藤さん。

また、今回の商品改良の内容はタイプRが最も大きく、それを見て、「(シビックのラインナップとして)タイプRだけ残る、走るクルマだけ残るのではないかと感じている方もいる。しかしそうではなく、お客様が求めているシビックをきちんと育てていくことをアピールすべく、3機種揃えて一度に発信することに意志を込めた」と語る。

しかし、過去を振り返ると先々代シビックはタイプRのみの時もあった。それにもかかわらず今回はあえてシビックファミリーとして訴求するのか。

齋藤さんは、「確かにタイプRが最も進化幅が大きい。しかしこれは、それぞれの性格に合わせた進化であり、たまたまタイプRはよりこだわったことからちょっと大きな進化幅になったが、それはハッチバックとセダンの進化しろも含めた結果だ。そのうえでシビック全体として、その方向性は揃えている」とコメント。そのうえで、「その変化の格差のみが取りざたされてほしくない。流れている“血”をきちんとアップデートし、育てていくことに変わりはない」という。

その“血”とは、「操る歓びだ」と齋藤さん。「それはホンダの血とも思っており、走りを求めることや、チャレンジングスピリット、レーシングマインドになるだろう」と述べ、「今、台数が売れているクルマ達にホンダのイメージが先行してしまっており、そちらも大事だが、ホンダの血、タイプRの血、シビックの血をきちんと育てていこうという意味を込めている」と述べた。

記事提供:レスポンス

掲載に関する免責事項について
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

ホンダ

価格.comで最新価格・クチコミをチェック!

ホンダ(honda)の自動車(本体) ニュース

もっと見る

このほかの自動車(本体) ニュース

もっと見る

自動車・バイクニュースランキング

  1. ホンダ スーパーカブ50・『天気の子』ver.

    ホンダ スーパーカブ50/110、「天気の子」バージョンを受注期間限定で発売

    バイク(本体)
    2020.07.07 13:50
  2. マツダ純正の「車中泊セット」発売、緊急時の車中泊をサポート

    その他のカー用品
    2020.07.06 15:42
  3. VW ゴルフR 新型プロトタイプ(スクープ写真)

    ついに「Rブルー」で出現…VW ゴルフR 新型、内外装ほぼ全て見えた

    自動車(本体)
    2020.07.06 06:05
  4. フォルクスワーゲン・ティグアンR

    VW ティグアン 改良新型、「R」を初設定…320馬力ターボ搭載

    自動車(本体)
    2020.07.06 06:30
  5. MINI 改良新型プロトタイプ スクープ写真

    MINI クーパーS が大幅改良へ…スプリッター装備の攻撃的フロントマスクを激写!

    自動車(本体)
    2020.07.07 06:00

総合ニュースランキング

  1. 「ポータブルモニターLCD(PCE用)」※画像はイメージ

    「PCエンジン」の拡張バスに接続、4.3型ポータブルモニターが正式発表

    ゲーム周辺機器
    2020.07.06 13:00
  2. 「JU75CH01」

    maxzen、画面最薄約1.5cmの75V型4K液晶テレビ「JU75CH01」

    薄型テレビ・液晶テレビ
    2020.07.06 15:22
  3. ROBOT魂 <SIDE MS> ガンダムF91 EVOLUTION-SPEC

    バンダイ、“10年分の技術を集約した”新生「ガンダムF91」発売日決定

    フィギュア
    2020.07.05 07:00
  4. 「HGBD:R 1/144 ネプテイトウェポンズ/ネプテイトユニット」の発売日が決定

    プラモデル
    2020.07.07 06:50
  5. さっと測れる2way体温計

    KJC、額と耳で測定できる非接触タイプの2Way体温計

    体温計
    2020.07.07 11:40

読んでおきたい まとめ記事

自動車

カー用品

バイク

写真で見る

  • 「Canon EOS Presentation」
  • アウディ Q3 / Q3 スポーツバック オンラインプレスカンファレンス
  • 「アストロシティミニ」
  • 400-SP091
  • 「Rakuten Mini」