欲しいサウンドを鳴らせるサブウーファー[カーオーディオ“チョイスのコツ”]
カーオーディオを嗜もうとするとき、製品選定も楽しみどころの1つとなる。当特集では、楽しくそして失敗なく製品選びを行っていただくために、プロ直伝の「チョイスのコツ」を紹介している。
当回では、“ユニットサブウーファー”の選び方をレクチャーする。アドバイスをくれたのは静岡県浜松市に店舗を構える実力店、“レジェーラ”だ。参考になる話をたくさん訊けた。さてその中身とは…。
◆まずは“口径”を検討すベシ。スタンダードなのはズバリ…。
今回は“レジェーラ”のインストーラー・大塚さんが取材に対応してくれた。なお“ユニットサブウーファー”とはスピーカーユニットが単体で売られているタイプの“サブウーファー”のことを指す。さて、これをセレクトする際にまず考えるべきこととは…。
「ご予算ありきですが、その範囲の中で製品を絞り込むにあたってはまず、口径を選定したいですね。なおスタンダードなのはズバリ、25cm口径です。最近は、“サブウーファー”はパワフルに鳴らされるよりもHi-Fi的に運用されるケースが多くなっていて、そうであると25cm口径が鳴らしやすいんです。
というもの、ドアに取り付けられるスピーカーの多くは16cmから17cmクラスです。となると“サブウーファー”は25cm口径がもっともバランスします。そして“サブウーファー”のサウンドにはレスポンスの速さと量感、この2つを求められる方が多く、であるならば25cmモデルが有利です。小さくなるほどレスポンスは速くなり大きくなるほど量感を出しやすくなるのですが、25cmだと小さすぎず大きすぎず、その両方の性能をほど良く両取りしやすくなります」
◆量感にこだわるなら30cm、レスポンスの速さを重視するなら20cm。そして…。
「とはいえ、量感を重視されるのでしたら30cmが有利です。しかし30cmはインストールスペースを多く取ります。口径が大きい分、ボックスも大きくならざるを得ませんから。それが許容できれば候補になります。
なお、20cmモデルや16cmモデルを2発用いてステレオで鳴らす、というのもアリだと思います。これらは25cmモデルと比べて量感的には不利ですが、レスポンスの速さ的にはアドバンテージを発揮します。で、ステレオで鳴らす場合には不利を補えます。2発で鳴らすことで量感を出せるからです。そしてステレオで鳴らすことで空間表現も向上します。
ただし、導入のハードルは上がります。ボックスを2つ作らなくてはなりませんしパワーアンプのch数も多く必要となりますので、コストが多くかかりがちです。そして積載スペースも多く取ります。でも、サウンド的には魅力的です。検討する価値は小さくないと思っています。
で、口径的な目星が付いたら続いては、大きさ(厚み)、振動板の材質、磁気回路の力強さをチェックしてみるとサウンドの方向性をある程度推測できるかもしれません」
◆振動板のストローク量が多いモデルほど、重い低音を出しやすい!
「一概には言えない部分もさまざまありますのであくまでも参考としてお話ししますが、まず厚みがある“ユニットサブウーファー”は薄型モデルと比べて振動板のストローク量が多く、ゆえにドスンという重たい低音を出しやすいです。逆に、ボックスを小さく仕上げたいのでしたら薄型モデルは有利です。
振動板の素材では、内部損失が大きい(素材そのものの固有の響きがしにくい)ものの方が重たい低音を出しやすいと思います。例えばペーパーコーンは内部損失が大きく、重い低音が欲しい場合には向いています。
そして軽い振動板が採用されたモデルと、磁気回路が強力なモデルはレスポンスの速い低音を出しやすいと思います。
レスポンスの速さは重要だと考えています。レスポンスが速いモデルほどフロントスピーカーと繋がりやすくなるからです。逆にレスポンスが遅いと低音が遅れがちになりやすく、サウンドチューニングの難易度が上がります。ただ、ゆったりとした低音は出しやすくなるので、そこに重きを置かれる場合には利を放つのですが。
なお、以下の3ブランドの製品は特にお薦めです。まずダイヤトーンの『SW-G50』はレスポンスの速さと量感のバランスが良く、ボックスを小さく作っても鳴ってくれるので使いやすいです。ただ重いのですが。またモレルの各機も音質性能のバランスが整っています。そしてステレオで鳴らすのならビーウィズのモデルが狙い目です。
お近くでしたらぜひお気軽にお越しください。“サブウーファー”のみならずさまざまなご相談にお応えできると思います。お待ちしています」
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