2022年06月22日 10:45

選ぶべきは?…タイプ違いがある[DSPのススメ]

ある程度本格的なカーオーディオシステムを組みたいと思ったときには、「DSP」が頼りになる。当特集では、その理由から選び方や活用方法までを多角的に解説しようと試みている。第2回目となる当回では、「DSP」には「タイプ違い」があることを説明していく。

◆「DSP」は、大きく3タイプに分類できる!

さて、「DSP」とは前回の記事にて説明したとおり、サウンド制御を行うためのメカだ。車室内には音響的な不利要素がいくつかあるのだが、「DSP」を用いるとそれらへの対処が可能となり、結果、音楽の聴こえ方が大きく良化する。

その「DSP」にはタイプ違いがある。大きくは、以下の3タイプに分類できる。1つが「メインユニットに内蔵されているタイプ」で、2つ目が「パワーアンプ内蔵DSP」と呼ばれているもの、3つ目が「単体DSP」と呼ばれているもの、以上だ。

それぞれがどのようなものなのかを詳しく説明していこう。まずは「メインユニットに内蔵されているタイプ」から。

なおこれに関しては、簡易的なものから“ハイエンド”と呼べるものまでさまざまある。ちなみにもっとも簡単なものだと、以下の3つの機能しか備わっていない。左右の音量バランスを調整できる「バランス」、前後の音量バランスを調整できる「フェーダー」、そして低音と高音の音量を個別に調整できる「トーンコントロール」。このようにできることがかなり限られる。

◆本格的なチューニングが行えるのは、中級以上の「DSP」!

対して中級以上の「DSP」には、以下の3つの機能が搭載されている。「クロスオーバー」、「イコライザー」、「タイムアライメント」、この3つだ。

なお、中級の「DSP」と“ハイエンド”と呼ぶべきものとでも、できることに違いがある。まず「クロスオーバー」では、以下のような差が生じる。当機能は各スピーカーの再生帯域を設定するための機能だが、中級の「DSP」ではフロントスピーカーとサブウーファー間の帯域分割の設定を行えるのみだ。対して“ハイエンド”モデルでは、ツイーターとミッドウーファー間の帯域分割も行える。

「イコライザー」については、中級の「DSP」では13バンドタイプだが、“ハイエンド”モデルでは31バンド”タイプとなっている。しかも、右chと左chを個別にコントロールできたり、さらにはサブウーファーchまでもそれぞれを31バンドに分けて調整できたりする。

そして「タイムアライメント」も、中級の「DSP」と“ハイエンド”モデルとで違いが出る。当機能は各スピーカーの発音タイミングを変えられる機能だが、前者ではフロントの左右、そしてリアの左右のスピーカーに対して「タイムアライメント」をかけられるが、フロントスピーカーのツイーターとミッドウーファーの個別制御は行えない。対して後者では、ツイーターとミッドウーファーを個別にコントロール可能だ。

◆どのタイプの「DSP」を選ぶべき!?

なおこのように中級の「DSP」と“ハイエンド”モデルとでは差があるものの、中級であってもこの3機能が搭載されていることの意味は大きい。もしもある程度音にこだわったシステムを組みたいと思ったときには、メインユニットを選ぶ際には中級以上の「DSP」を搭載しているモデルを選びたい。

一方、「パワーアンプ内蔵DSP」と「単体DSP」は、基本的にはどれもサウンドチューニング機能が優秀だ。機種によりコントロールできるch数やハイレゾ音源への対応の可否と対応する場合にはその幅、そしてデジタル入力端子の有り無しや仕様違いがあるものの、サウンドチューニング機能はおしなべて、“ハイエンド”メインユニットに内蔵されている「DSP」よりも詳細な設定が行える。

で、問題はこの3タイプの「DSP」の中から何を選ぶべきかだが、使用中のメインユニットの使い心地にも不満がある場合には「メインユニットに内蔵されているタイプ」が向く。そうであれば、「メインユニット」そのものを交換するのが最善手となる。一方、メインユニットを交換しにくい、あるいは交換したくない場合には「パワーアンプ内蔵DSP」が向く。そして本格的なシステムを組みたい場合(とことん音にこだわりたい場合)には「単体DSP」が向いている。

今回は以上だ。次回からは、どのようなタイプがあるのかをより具体的に検証していく予定だ。乞うご期待。

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