2021年01月13日 06:03

スタイリッシュなプジョー208を昇華するオプションHi-Fiスピーカーレビュー

プジョーのコンパクトカーである新型『208』『e-208』の販売が好調だ。

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー受賞も記憶に新しいこのクルマに、ディーラーオプションとして「BEWITH Platinum Voice」が用意されているのはご存じだろうか。これまでのオプション品の枠を超えるというその音質を検証する。

◆プジョー208/e-208の内装イメージを変えることなく

サウンド面を大きく進化させるオプションキット

プジョー/シトロエンの複数の車種に対してビーウィズが用意する純正交換型プレミアムスピーカー「BEWITH Platinum Voice」。ディーラーオプションとして設定されているため気軽に高音質が味わえるスピーカーとして評判となっている。既にプジョー5008/3008およびシトロエンC5 AIRCROSSに納入されているが、今回新たにプジョー208/e-208が対応車種に加わった。

ディーラーオプション品ということで、もちろん工場純正スピーカー位置への装着。インテリアはアルミ製の「BEWITH」のブランドバッチを装備する以外一切変化はなく、純正イメージそのままで高音質スピーカー「BEWITH Platinum Voice」への交換が可能となっている。これまでディーラーオプション品は手軽な事が取り柄と思われがちだったが、このモデルはディーラーオプションのハイエンドを標榜するだけに、取り付け性に加えて高音質も兼ね備えている。感度の高いプジョー/シトロエンユーザーも満足できる音作りとなっている。

◆「音色」の統一を図った独自の振動板素材

アルミバッフルによる高精度な取り付けも魅力

プジョー208/e-208用「BEWITH Platinum Voice」のスピーカーユニットに用いられているのはビーウィズの高音質ユニットとして定評のある「ReferenceAM」。このスピーカーに用いられているAM(アルミ-マグネシウム)という素材は軽量で高剛性、加えて適度な内部損失を持ち、スピーカーの振動板として理想的なスペックを備えている。この振動板を16.5cmウーファーと2.5cmトゥイーターの双方に用いるというのもこのユニットの特徴。すべてのスピーカーで振動板の素材を統一することで、低域から高域までの全帯域で音色を統一することができるのだ。

内蔵アンプでも十分にドライブできる高能率のウーファーは、専用のアルミダイキャスト製バッフルボードを用いて装着。ほかにも音響専用コンデンサーを使用したトゥイーター用ネットワークや制振材など、音質の向上に必要なパーツは全て含まれている。

◆キリリと引き締まったサウンドに一変

情報量の豊かさや高域の艶感も感じられる

その音の進化がどれほどのものなのかをチェックするために、純正状態で試聴し、続けて「BEWITH Platinum Voice」を取り付けた状態で試聴。その音の進化ぶりを体感することにした。

まず、純正状態で試聴してみると、中域がもわっとシャープさに欠ける印象で、輪郭がにじみ楽器などのフォーカスもやや曖昧。その音の印象は全体的に緩いイメージといえるもので、ディスプレイ類の先進性から期待する音とはかけ離れていた。低音はそこそこ出ているものの、抑制が効かないイメージ。高域も一般的な純正スピーカーのレベルで特筆すべきポイントは無かった。

純正状態での試聴が終わると、早速「BEWITH Platinum Voice」の取り付けを開始。今回はフロント2ウェイのみの交換となったが、リアスピーカーの開発も進んでいるという情報が入っているので発売が待たれる。純正位置への装着なので取り付けはスピーディ、間もなく完成して音が聴ける状態になった。そしていよいよ試聴開始。

音が鳴り出した瞬間の第一印象はキリリと引き締まったサウンドに変わっているという点だ。純正の若干もわっとした曖昧な音はなりを潜め、研ぎ澄まされたスキッとしたサウンドに一変。正に新型プジョーのコクピットに相応しい音に変化している。音の隅々までが見えてくるようなクリア感も上々。情報量の多さから同じ曲を聴いていても音楽性が豊かに感じられるのも美点だろう。高域には艶っぽさも加味され、ボーカルのリアルさが加味されている。さらに低域も緩んだところが無く、引き締まった抑制の効いた音に様変わりしている。それでいて十分な音の厚みがあるのもこのスピーカーの心地良いところ。エイジング後の変化にも期待できる、工場純正品とはまったく別物の音に仕上がった。

フランスならではのインテリアイメージはそのままに、車内で気持ちの良い音を楽しめる「BEWITH Platinum Voice」。プジョー208/e-208を選ぶ感度の高いユーザーに、間違いなく刺さるオプションキットだ。

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