2020年09月30日　15:15

パイオニア、事故時に警察やJAFにつながる緊急通報機能を搭載したドライブレコーダー

パイオニアは、緊急通報機能付き通信ドライブレコーダー「ドライブレコーダー＋」を発表。同社オンラインサイトで11月中旬より発売する予定だ。

市販ドライブレコーダーとして業界初（個人向け保険特約を除く、市販ドライブレコーダー市場において。2020年9月30日時点、同社調べ）となる、緊急通報機能付き通信ドライブレコーダー。専門のオペレーターからトラブル対応のプロに接続する緊急通報機能など、3つの安心機能を搭載する。

具体的には、事故時や車両トラブルが発生した際、ドライブレコーダーから手動で「HELPNET」（日本緊急通報サービス）のオペレーションサービスへ通報。オペレーターが状況に応じて警察、消防、JAFロードサービスへ接続する。

緊急通報と同時に、位置情報や車両情報などをオペレーターに自動送信するため、「見知らぬ土地や気が動転して、説明が困難な状況でも確実な情報伝達が可能」という。

くわえて、強い衝撃を検知した場合には自動で緊急通報を行い、オペレーターの問いかけに応答がない場合には救援を要請。また、緊急通報と同時に、登録されたLINEやメールアドレスに自動で通知し、家族に緊急事態を知らせるとのことだ。

事故発生時以外では、同社独自の安全運転支援システム「Intelligent Pilot」を搭載し、ドライバーの事故リスクを事前に予測。日常的に使用する道でも、状況に応じて危険な時だけ警告を行い、ドライバーの警告慣れを防ぎ、安全運転を支援するという。

ドライブレコーダーとしての機能面では、新たに「あおりみなされ予防機能」を搭載。ドライバーが意図せずにあおり運転を行い、加害者になることを未然に防ぐという。また、衝撃検知機能や急加速/減速、急ハンドルといった危険挙動警告などのドライブサポート機能のほか、タッチパネルや大型スピーカー、複数のマイクなど、走行中の緊急通報でもクリアな会話が可能なインターフェイスを採用した。

なお、同製品は、ドライブレコーダー端末代と通信サービス利用料を含むサブスクリプションサービスとして提供する。

ラインアップと価格は、1カメラタイプの「TMX-DM04-CS」が1,980円/月、2カメラタイプの「TMX-DM04-CS-FRC」が2,480円/月（いずれも税別）。このほか契約時に、別途事務手数料として2,000円（税別）が発生する。

パイオニア