2021年06月10日 08:30

【カワサキ Ninja H2 SX SE+ 試乗】スーパーチャージャーはツアラーにぴったり!…小鳥遊レイラ

◆実はスーパーチャージャーは燃費向上も狙えてツアラーにぴったり

今回のマシンはスーパーチャージャーを搭載!で話題の『Ninja H2 SX SE+』なんですけど…はたしてスーパーチャージャーって何?

私が知っていたのは「キュルキュル〜って音がして、ガソリンを過給してドカンとすごいパワーが出てくる」ということくらい。そこで勉強してみると、排気圧を使って過給するのがターボ、これに対してクランク軸の回転を利用して効率よく過給しようとするのがスーパーチャージャー。

この「効率よく」というのがポイントで、燃費向上も狙ったバランスのいいエンジンを作るのに適しているということだそうです。ツアラーであるこのバイクにピッタリなんですね。

◆小柄な私でも長時間ライディングできそうなポジション

それでも走ってみると、やっぱり普通のバイクよりパワーはすごい。そして爽快!高速道路を走ると最高に気持ち良くどこまでも行けそうで、首都高くらいじゃ物足りない気分になってきます。ライディングポジション的にはツアラーなので前傾姿勢は思ったほどきつくはなく、ハンドルバーももっと遠いかなと思ったけど腕を落ろした場所でいい感じにフィット。肩に負担があるわけでもなく、小柄な私でも、長時間走ることができそうです。

タンデム性能もリヤシートは広くグラブバーも大きくて握りやすく優秀な部類です。ただ、ライダー同士の距離感があるので、後ろのライダーが前のライダーにしがみつくのはちょっと大変。なのに、このバイクは加速パワーが凄い。注意していないと後ろのライダーが加速の際に身体を後ろに持っていかれそうになるんです。タンデムシートの前にもベルトがあれば、何とか踏ん張れそうなんですけどね。だから、2人乗りの際の加速は前も後ろもライダーはちょっと気を付ける必要がありますね。

◆ストップ&ゴーの市街地では車体サイズもパワーも少しあり過ぎる

さて、高速道路が爽快に走れたのに対してストップ&ゴーだらけの街中はなかなか大変。シート高としてはスーパーチャージャーネイキッドの『Z H2』よりも低く、身長160cmの私でも両つま先がなんとか着くので信号待ちでもそれなりに安定することができます。しかし、カウルや電子装備が充実しているぶん車重が重く、取り回しは厳しめ。

サイドスタンドからの引き起こしも平地だとやりやすいけど、ちょっとでも傾斜があると大変です。Uターンも回れなくはないけど、中型バイクに比べればずいぶんと大回り。私の身長には車体サイズもパワー的にもちょっと大きすぎるかなと感じました。やっぱりこのバイクはフラッグシップとして長距離の高速道路をハイスピードで駆け抜けるのが一番似合っていると感じます。

◆最上級グレードのSE+は電サスからスマホ接続まで装備の全部入り

今回乗ったのはNinja H2 SXの中でも電子制御サスペンションやブレンボブレーキ、それにスマホとの接続機能まで装備した最上級版の「SE+」。“スポーツ”“ロード”“レイン”の各ライディングモードに合わせてサスペンションのセッティングも自動で変わります。

私が主に使ったのはロードモード。せっかくのスポーツモードですがサスが硬くなるので、私のレベルではその性能を十分に引き出すまでは至らなかったのが残念…。ブレンボにしても同様…。なので、私くらいのレベルでスーパーチャージャーの爽快感を味わうのであれSE+でなく通常サスペンションのSEでも十分かもしれません。

SEでもグリップヒーターやクルーズコントロール、12VシガーソケットにETCといった装備は揃っています。でも、電子制御サスはあった方がいいと皆さん言いますし、リアルタイムでサスセッティングを変えてくれるので、雨の中でもう一度試してみたいところですね。

■5つ星評価

パワーソース:★★★★★

フットワーク:★★★

コンフォート:★★★★★

足着き:★★★

オススメ度:★★★★

小鳥遊レイラ|愛称:ことりちゃん

レースクイーンに憧れてモータースポーツ業界へ。しかしMOTOR STATION TVでの出演をきっかけに走る方に目覚めてしまい、いきなり大型二輪免許を取得。現在では2輪4輪共にサーキットを走り、一昨年に4輪のレース参戦のためJAF国内A級ライセンスを取得。先日、MFJロードレース国内ライセンスを取得して、今年は2輪でもレースに参戦予定。イベントMCから2&4輪の耐久レース参戦まで楽しむモータースポーツ女子。身長は160cm。

記事提供:レスポンス

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