2022年11月30日 11:13

アドレスの化粧直しじゃない!“シン・通勤快速”『アヴェニス125』はキビキビ走るすごいヤツ

スズキは、125ccクラスの新型スクーター『アヴェニス125』を発表し、2022年10月21日から販売を開始した。「アヴェニス125」は、ひと足早く発売された『アドレス125』の兄弟モデル。開発コンセプトには「The Urban Arrow」を掲げ、街中をキビキビと駆け抜ける軽快なスポーツスクーターとして誕生した。これまで、その座はアドレスシリーズが担ってきたわけだが、今回のモデルチェンジでシックな大人路線へとキャラ変。それに代わる通勤快速が、この新型アヴェニス125というわけだ。

◆アドレスの単なる「化粧直し」とは呼べないアグレッシブなスタイル

実際、そのスタイリングは、かなりアグレッシブに仕立てられている。シャープさを強調したフロントカウルは、かなりエッジが立ったもので、サイドカウルやメーターバイザーはモトクロッサーの外装がモチーフになっている。空気を切り裂くようなそのイメージは、マフラーカバーにまでおよび、アドレス125に与えられた丸みがことごとく排除されている。

兄弟モデルではあるが、単に外装を変えただけの化粧直しではない。エンジンのマッピング、フレーム形状、足まわりのセッティングにまで手が加えられ、走りのパフォーマンスも引き上げられているという。

◆加速重視のセッティングと、通勤に嬉しい低燃費

搭載されるエンジンは、124ccの空冷4サイクルSOHC単気筒だ。6.4kW(8.7ps)/6750rpmの最高出力と、10.0Nm(1.0kgf・m)/5500rpmの最大トルクは、アドレス125と共通ながら、ECUの変更によって加速重視へと振られている。これに関して、エンジン実験担当の杉芳典さんに聞いたところ、「特にゼロ発進からの加速感が向上しています。比較するとその差を体感して頂けますし、燃費も損なわれていません」とのことだった。

スペックを比較してみると、燃費は損なわれていないどころか、アヴェニス125の方がむしろいい。アドレス125の燃費が、WMTCモードで53.8km/リットルなのに対し、アヴェニス125は、54.3km/リットルを公称。燃料タンク容量もアドレス125より0.2リットル(アヴェニス125:5.2リットル/アドレス125:5.0リットル)とはいえ、多く入るのだ。

アラを探せば、車重が2kg重いこと(アヴェニス125:107kg/アドレス125:105kg)と、シート高が10mm高いこと(アヴェニス125:780mm/アドレス125:770mm)、そしてシート下スペースの容量が0.3リットル小さいこと(アヴェニス125:21.5リットル/アドレス125:21.8リットル)が挙げられるが、微妙といえば微妙なところ。静止状態でまたがると、確かにアヴェニス125のシート高はやや高い。ただし、表皮がパンッと張っているおかげで身体が動かしやすく、このあたりもスポーツ性を重視した作り込みが見て取れる。

フレームの主要部位はアドレス125と共有しながらも、シートレールを高くするなど、走行性能に合わせて剛性と安定性を最適化。サスペンションもやや引き締められているとのことなので、そのハンドリングはかなり異なっているはずだ。

◆若々しさと軽やかなフットワークなら「アヴェニス」か

燃料の給油口がシート後方に設けられているのは、アドレス125と同様だ。ただし、アドレス125のキャップが地面に対して斜めになっている一方、アヴェニス125は水平のエアプレーンタイプを採用。これは一長一短があり、トップケースを装着しないのならアヴェニス125の方が給油しやすく、装着するならおそらくアドレス125の方が視認しやすい。こうした違いからも身軽さを優先して設計されたことが分かる。

アヴェニス125にあって、アドレス125にないもの。それが、ハンドル左側に備えられたリヤブレーキロックシステムだ。これがあれば、停車時に車体が前後しないように固定することができ、利便性や安全性の点であるに越したことはない。また、フロントカウル内側にはふたつのインナーボックスを備えている点も異なる。(アドレス125はひとつ。そのぶんレッグスペースに余裕がある)

いずれ実際の走行を通して、両モデルの違いを明解にしたいところだが、若々しさと軽やかなフットワークでは、アヴェニス125に軍配が上がることは間違いなさそうだ。アヴェニス125のカラーバリエーションは、パールミラージュホワイト/マットフィブロイングレーメタリック、マットフィブロイングレーメタリック/ラッシュグリーンメタリック、グラスパールブラック/マットブラックメタリックの3色。価格は、28万4900円となる。

記事提供:レスポンス

掲載に関する免責事項について
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

スズキ

価格.comで最新価格・クチコミをチェック!

スズキ(suzuki)のバイク(本体) ニュース

もっと見る

このほかのバイク(本体) ニュース

もっと見る

自動車・バイクニュースランキング

  1. マツダ2 改良新型(BD クラップポップ)

    【マツダ2 改良新型】目を引く“新しい顔”、思い切ったアプローチの理由は?

    自動車(本体)
    2023.01.27 19:18
  2. フロントグリル(ソウルレッド)

    【マツダ2 改良新型】劇的変化!? カラーが選べるグリルパネルを新装備、コーデは全198通り

    自動車(本体)
    2023.01.27 12:41
  3. スズキ・ジムニー5ドア(インド仕様)とフロンクス(デリーモーターショー2023)

    スズキ ジムニー 5ドアがついに発表、全長プラス435mm

    自動車(本体)
    2023.01.12 16:48
  4. マツダ CX-90 のティザー写真

    マツダ『CX-90』、新色レッドに高品質インテリア…ティザー映像公開

    自動車(本体)
    2023.01.27 14:40
  5. マツダ2 改良新型(BD ルーキードライブ)

    【マツダ2 改良新型】カラーコーデで自分らしい1台に、新グレード「BD」登場

    自動車(本体)
    2023.01.27 13:14

総合ニュースランキング

  1. 「ROBOT魂 <SIDE MS> RX-78GP04G ガンダム試作4号機ガーベラ ver. A.N.I.M.E.」

    「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」幻の試作機「RX-78GP04G」が立体化

    フィギュア
    21時間前
  2. 【1・2月の値下げ】楽天Xperia値下げやドコモ割引増額、アイコス2,000円オフなど

    【1月・2月の値下げ】楽天Xperia値下げやドコモ割引増額、アイコス2,000円オフなど

    スマートフォン
    2023.01.29 00:00
  3. 「ROBOT魂 <SIDE MS> AQM/E-X03 ランチャーストライカー & エフェクトパーツセット ver. A.N.I.M.E.」※ROBOT魂フィギュアは別売り

    バンダイ、「ストライクガンダム」の遠距離砲撃戦装備を再現できるパーツセットが登場

    フィギュア
    18時間前
  4. AQUOS sense7 SH-M24

    シャープ、SIMフリー「AQUOS sense7」フォレストグリーンを本日1/27発売

    スマートフォン
    2023.01.27 07:05
  5. 「NW-A300シリーズ」

    ソニー、コンパクトモデルのウォークマン「NW-A300シリーズ」を本日1/27発売

    デジタルオーディオプレーヤー(DAP)
    2023.01.27 07:00

読んでおきたい まとめ記事

自動車

カー用品

バイク

写真で見る

  • アウディ浜松
  • プジョー・インセプション・コンセプト(CES 2023)
  • Swift Edge
  • 「御坂美琴 15周年記念Ver.」
  • ※画像は「α7 IV ILCE-7M4」「α7C ILCE-7C」のイメージ