高速道路も走れる「二刀流」、155ccの新型ネオレトロバイク『ヤマハ XSR155』発売…価格は53万9000円
ヤマハ発動機販売は、新型ネオレトロバイク『XSR155 ABS』を6月30日に発売すると発表した。3月のモーターサイクルショーで日本初公開となり、注目を集めていたモデルが早くも正式導入となる。メーカー希望小売価格は53万9000円(税込)。
◆「ファッショナブル」×「乗って楽しい」の二刀流
XSR155は、“ファッショナブル”と“乗って楽しい”を両立するコンセプトのもと開発された。XSRシリーズが掲げる“不変性を感じるスタイル”と“最新コンポーネント“を融合させたネオレトロの思想を継承している。
155ccエンジンの採用により、高速道路走行も可能な軽二輪クラスならではの利便性を実現。原付2種モデルの『XSR125』ユーザーから寄せられた「もう少し遠くまでツーリングに出かけたい」「よりスポーティな走りを楽しみたい」という声に応えた形だ。
◆VVA搭載155ccエンジンと軽量車体が特徴
エンジンは155ccの水冷・SOHC・4バルブ・FI仕様で、VVA(可変バルブ)を搭載。低速域と中高速域で吸気バルブの作動特性を切り替えることで、全域にわたって優れたトルク特性と良好な加速感を発揮する。
また、クラッチレバーの操作荷重を低減するA&Sクラッチ(アシスト&スリッパークラッチ)を採用し、加減速時のスムーズなシフト操作をサポートするほか、長距離ツーリング時などでの疲労を軽減する。
車体にはデルタボックス型フレームを採用。左右ピボットの軸間を221mmとワイドに設定し、縦・横・ねじれ剛性のバランスを確保した。フロントサスペンションはインナーチューブ径37mm・ストローク130mmの倒立式を採用し、ショック吸収性能と接地感を両立している。
フロントブレーキはΦ267mmディスクと2ポットキャリパーの組み合わせで、優れた制動力とコントロール性を実現。車重137kg、シート高810mmのコンパクトな設計により、取り回しのよさと乗降性を確保した。
◆「旅の相棒」感を演出するネオレトロデザイン
「旅の相棒」を目指したというXSR155のデザインコンセプトは“XSR's wanderlust Bro”とし、「XSR Identity」「Timeless Quality Impression」「Spirit of Freedom」をキーワードに構成。細部まで本物の質感にこだわり、愛着を生むデザインに仕上げるとともに、ふと思い立って道を逸れ、どこかへ行きたくなる、自由なマインドを提供するとしている。
ヘッドライトなど灯火器類はシンプルでレトロ感のあるサークルデザインとし、メーターは“先進×レトロ”を調和させた丸型LCDメーターを採用。タコメーター・スピードメーター・ギアポジション・燃料計などの情報を大きく表示する。
アップハンドルやニーグリップ部分を絞った燃料タンク、オーセンティックな雰囲気を醸しつつホールド性に優れるタックロールシートを組み合わせた。本物の素材感と軽量加工を施した、質感ある「ヘッドランプステー」と「サイドカバーモール」、ボディと連動したデザインの「マフラープロテクター」も装着する。また、タイヤは力強い足回りを印象付けるオフロード調トレッドパターンとしている。
カラーラインアップは、グリーン(グリーニッシュグレーメタリック2)、シルバー(ライトブルーイッシュグレーメタリック9)、ブラック(ブラックメタリック12)の3色を設定する。グリーンは「ロハスミント」と呼ばれる塗料を採用したもので、ヤマハとして日本市場初採用のカラーリングとなる。
◆ネオレトロ市場の拡大を背景に
ネオレトロカテゴリーは2010年代半ばから欧州市場で関心が高まり、現在は二輪市場の一ジャンルとして広く支持されている。ヤマハ発動機販売は2016年に『XSR900』、2017年に『XSR700』を国内発売。2023年には原付二種クラスの「XSR125」を導入しており、今回の「XSR155」の発売でスポーツヘリテージモデルのラインナップをさらに拡充する。
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