2019年07月16日 11:20

【スズキ Vストローム250 試乗】250ccでも堂々たるスタイル!“軽SUV”のような存在…青木タカオ

クルマは軽自動車の人気が高く、乗用車全体の販売台数の36%を占めているという。『Vストローム250/ABS』に乗ると、バイクも「軽二輪」つまり250ccでいいじゃないかという声が聞こえてきそうだ。

ちなみにバイクの場合、2018年の新車販売台数は小型二輪(251cc〜)6万3220台に対して、軽二輪車(126〜250cc)が5万7229台となっていて差は少ない。

さて、昨今の軽自動車がそうであるように、「Vストローム250/ABS」もまた立派としか言いようがない。特に今回試した純正オプション装着車は、トップケースやサイドケースが備わり、堂々たるスタイル。どっからどう見ても“アドベンチャー”バイクとしている。

もちろん、1000や650の兄貴分たちと並んだら、こぢんまりとしているだろう。ただし、そのかわりと言ってはなんだが、250ならではの軽快性、足着き性の良さ、そして優れるランニングコストがある。車検がなく、そもそも大型2輪免許がなくても乗れる手軽さは、大きな魅力といっていい。

◆オプション装着車で機能性アップ!

水冷並列2気筒SOHC2バルブは低中速重視のトルク型で、街乗りがしやすいのも都市に住むライダーにジャストフィットする。ハンドル切れ角も36度と充分にあって、混雑した市街地もスイスイ行けて、大排気量モデルにはないイージーな感覚がリラックスを生む。

それでいながら車体はどっしりと落ち着きがあり、快適性もクラスを超えたものを感じさせる。「250ccにしては」という言葉が頭に付くが、長距離を乗っても疲労感が少ないし、高速巡航力もある。

制限速度を守って、つまり100km/h走行はトップ6速で7800rpmほど。最高出力24PSを8000rpmで発揮するエンジンだから、もはやピークに達しようというところだが、レッドゾーンの始まる1万500rpmまではジワジワと粘り強く力を振り絞り、頭打ちしてもうギブアップというレブ領域はもう少し先となる。

ちなみに「Vストローム250」の車体価格は57万240円、ABS付きになると60万2640円。これにもしオプションをフル装備すると、トータルでプラス9万2880円(別途取付費)となる。

■内訳=トップケースセット2万7000円、トップケースプレートセット6480円、サイドケースセット4万8600円、サイドケースプレートセット6480円、スリーケースロックセット4320円。※価格はすべて税込み。

容量23L、最大積載量3kgのトップケースにはヘルメットが入るし、左右各20L、最大積載量各3kgのサイドケースには旅の荷物が収まり、タフなツーリングへ出掛けられるのだ。

◆ダートも意外といける!

前後17インチのオンロード寄りとした足まわりだが、クロスオーバースタイルがゆえにオフロードも走ってみたくなる。ダートに入ると、フラットな林道なら無難にこなしてしまうことがわかった。車体がコンパクトで扱いやすいエンジンだからこそ、無理をしてもなんとかなってしまうだ。

ただし、コンパクトなライディングポジションとなるようハンドルが絞り込まれ、スタンディングすると違和感が生じてしまう。未舗装路では着座してノンビリというのが現実的だろう。とはいえ、思いのほかダートも行けてしまうことは報告しておきたい。

■5つ星評価

パワーソース:★★★★

フットワーク:★★★★

コンフォート:★★★

足着き:★★★★

オススメ度:★★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

記事提供:レスポンス

掲載に関する免責事項について
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。

スズキ

価格.comで最新価格・クチコミをチェック!

スズキ(suzuki)のバイク(本体) ニュース

もっと見る

このほかのバイク(本体) ニュース

もっと見る

自動車・バイクニュースランキング

  1. 5インチ360度ドライブレコーダー&リアカメラ THCARVR36R

    サンコー、360度+後方を記録できるドライブレコーダーを19,800円で発売

    ドライブレコーダー
    2019.08.20 07:00
  2. ホンダ フィット 新型に設定されるクロスオーバーSUV仕様の予想CG

    ホンダ フィット 新型に初のSUVタイプ登場か…デザインを予想

    自動車(本体)
    23時間前
  3. 日産 ジューク 新型のプロトタイプ

    日産 ジューク 新型、プロトタイプの画像 実車は9月3日に発表へ

    自動車(本体)
    23時間前
  4. 「前も車内もリアカメラも!3カメラ同時録画ドライブレコーダー THACAM3D」

    3カメラ搭載ドライブレコーダーが9,800円で発売、前方/後方/車内を撮影

    ドライブレコーダー
    2019.03.08 13:30
  5. 「ルームミラーがリアモニターになる! 前後撮影ドライブレコーダー2 MIRDRV72」

    サンコー、ミラー型の全面液晶ドライブレコーダーに第2弾モデル

    ドライブレコーダー
    2019.02.20 15:05

総合ニュースランキング

  1. 5インチ360度ドライブレコーダー&リアカメラ THCARVR36R

    サンコー、360度+後方を記録できるドライブレコーダーを19,800円で発売

    ドライブレコーダー
    2019.08.20 07:00
  2. スズキ ジムニー(キネティックイエロー)

    「スズキ ジムニー」2018年モデル、塗装・接着剤不要のスナップキットで登場

    模型
    2019.08.19 12:29
  3. 1/24 ヒッポスリーク BG5 レガシィツーリングワゴン '93(スバル)

    AOSHIMA、スバル「レガシィツーリングワゴン BG5」1993年モデルの1/24プラモ

    模型
    2019.08.20 06:33
  4. ホンダ フィット 新型に設定されるクロスオーバーSUV仕様の予想CG

    ホンダ フィット 新型に初のSUVタイプ登場か…デザインを予想

    自動車(本体)
    23時間前
  5. New Inspiron 11 3000 2-in-1(3195)

    デル、3万円台で第7世代AMD APUを搭載した11.6型/15.6型ノートパソコン

    ノートパソコン
    17時間前

読んでおきたい まとめ記事

自動車

カー用品

バイク

写真で見る

  • F60Eシリーズ
  • メルセデスAMG CLA45 S 4MATIC+ 新型
  • 1/24 マツダ NB8C ロードスター RS '99
  • ミニオンズFlexiカム
  • Ring Spinner
  • HUAWEI P30 Pro