2020年05月01日 06:30

【浦島ライダーの2輪体験記】KTM 250DUKEは、アクティブに楽しめるファンバイク

16歳の誕生日とともに原付免許を取り、紆余曲折を経てアラフィフで2輪に再々入門。そんな浦島ライダーが最新バイクをチェックしていきます。今回は、若手の意見を聞いてみました!

◆スモールDUKEを若者が初体験

『レスポンス』編集部のカマタ君は2年前に突然バイクに目覚め、当時出たばかりのホンダ『CB250R』を買ってしまった28歳。最近、大型二輪免許を取得して、大排気量のモデルにも興味を示している。今回、ぜひとも「若者の意見」を聞きたいと思い、取材に同行してもらった。

いまどき珍しい(!?)バイク好き青年の普段のアシが単気筒ネイキッドということで、やはりシングルのKTM『250DUKE』と、250ながら並列2気筒を積むヤマハ『MT-25』を試乗バイクに選んでみました。今回はまず250DUKEから。

KTM 250DUKEは、600cc超のビッグシングルを搭載するDUKEに対し、スモールDUKEとも呼ばれるシリーズの1台。最初の125ccモデルが登場したのは、2011年。翌年に200DUKE、14年には390DUKEがラインナップに加わり、15年に国内では200DUKEと入れ替わるカタチで250DUKEがデビューした。

250DUKEのDOHDC4バルブエンジンは、200のストロークを49.0から61.1mmに延ばしたもの。72mmのボアは変わらない。248.8ccの排気量から、30ps/9000rpmの最高出力と24Nm/7250rpmの最大トルクを発生する。2017年にモデルチェンジを受けたトレリスフレームを用いたボディはいまだ新鮮だ。ブラックとオレンジのコンビネーションが目にも鮮やか。

◆これはたしかに「Ready to Race」ですわ

「けっこうイカついですね」と、KTMを前にしたカマタ青年は嬉しそう。短いホイールベース、立ちぎみのフロントフォーク、アグレッシブなモタード調スタイルがDUKEシリーズの特徴だ。250DUKEのシート高は830mm。身長170cmの彼だと両足の裏3分の1が楽に接地する。「ちょうどいい感じです」。

いざ走り始めると、上体を起こし、ヒザを強めに曲げたライディングポジションとなる。「バックステップっぽくてスポーティでいいけれど、長時間は疲れるかも。あと、シートが硬いですね」と感想を述べる。なるほど。

カマタ青年に替わって乗ってみると、まず驚くのが、シングルユニットの軽くてスムーズなこと! アッという間に、5000、6000rpmを超え、7000rpmを過ぎるとシフトアップを促すインジケーターが点灯する。ピークパワーはさらに上の9000rpmで得られるが、5000も回せば十分に力強い。149kg(乾燥重量)の軽さを活かして、鋭いダッシュが可能だ。

ハンドリングも軽やか。グイグイと前のめりに行ける感じで、“曲がり”が楽しい。これはたしかに「Ready to Race」(KTMのキャッチフレーズ)ですわ。再びKTMに跨ったカマタ青年は、「クイックで機敏に動き回れる! カーブで倒しやすい!!」と興奮気味。KTMの魅力にすっかりハマったようです。

◆逃したDUKEは大きかった?

敢えて意地悪く「250DUKEで気になる所は?」と聞くと、「メーターがちょっとカッコ悪いですかね」とのこと。うーん、鋭い! 先のモデルチェンジで、125、390と異なり、250モデルだけはメーターのカラー化が見送られ、モノクロ液晶のまま。でもまあ、時計、トリップ、エンジン回転数はじめ、残燃料や燃費も表示されるから機能面での不足はない。

250DUKEはスリッパークラッチ搭載し、ギアボックスは6スピード。前輪のブレーキにはブレンボ由来のバイブレ製キャリパーがラジアルマウントされ、フロントフォークには倒立式が採用される。CB250Rと較べても遜色ない豪華装備だ。

いわずと知れたオーストリアンブランドのKTMだが、DUKEシリーズの生産はインドのバジャージオートが担当する。そのため250DUKEの価格は57万円と、タイで生産されるCB250Rの56万4300円といい勝負。いまはホンダに乗っているけれど、「出会うのが早かったなら、アクティブに使えるKTMを選んでいたかもしれません」とカマタ青年。逃したDUKEは大きかった?

記事提供:レスポンス

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