2016年04月18日　16:31

ソニー、3.3TBのオプティカルディスク・アーカイブ第2世代モデル

ソニーは、映像制作分野の大容量化するデータや、企業・教育・研究機関の保有するビッグデータの長期保存に対するソリューションとして、オプティカルディスク・アーカイブ第2世代モデルを発表。3.3TBのカートリッジ「ODC3300R（追記型）」と光学ドライブユニット「ODS-D280U」をラインアップし、8月末より発売する。

パナソニックと共同開発した業務用次世代光ディスク規格「アーカイバル・ディスク」を新規に採用し、カートリッジ容量3.3TBの大容量記録を低コストで実現するオプティカルディスク・アーカイブカートリッジ「ODC3300R（追記型）」と、平均2Gbps（250MB/s）以上の高速データ転送を実現する独自開発の8チャンネル光学ドライブユニット「ODS-D280U」を提供する。

業務用次世代光ディスク規格「アーカイバル・ディスク」は、積層記録膜を両面で6層化したことで記録容量を飛躍的に増大させたほか、記録膜1層あたりの記録容量を最大限に高められるランド＆グルーブ記録技術を採用し、ディスク1枚あたり300GBの大容量を実現した。さらに、記録膜に酸化物を用いることで耐久性を向上させており、ISO加速度試験による保存寿命は100年以上となっている。

光学ドライブユニット「ODS-D280U」の平均転送速度は、読出再生が2Gbps、Verify記録が1Gbps。インターフェイスはUSB 3.0に対応。本体サイズは146（幅）×95.5（高さ）×414.4（奥行）mm。重量は約4.8kg。

価格は、カートリッジ「ODC3300R（追記型）」がオープン、光学ドライブユニット「ODS-D280U」が120万円（税別）。