2014年11月05日　15:37

TEAC、DSD 5.6MHzネイティブ再生対応のポータブルヘッドホンアンプ/プレーヤー

HA-P90SD

ティアックは、ハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプ/プレーヤー「HA-P90SD」を発表。12月上旬より発売する。

DSD5.6MHzおよびPCM192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応したポータブルヘッドホンアンプ/プレーヤー。ポータブルヘッドホンアンプとしての機能と、本体に搭載したmicroSDカードスロットからの音楽再生が可能なオーディオプレーヤーの2つの機能を兼ね備えた、新しいコンセプトのポータブルオーディオデバイスとなっている。

ポータブルヘッドホンアンプ機能としては、ディスクリート構成のパワーアンプ回路と、DSDに対応した高音質なデジタル回路を搭載。MacやWindowsのほかに、iOSデバイスやAndroidデバイスからも、最大DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitのハイレゾ音源をダウンコンバートすることなくネイティブ再生することが可能だ。

内蔵プレーヤー機能としては、microSDカードからのWAV/MP3/AAC/FLAC/DSF/DFF（DSDIFF）形式の音楽ファイル再生に対応。対応サンプリング周波数は、ヘッドホンアンプ機能と同様にDSD5.6MHzネイティブ再生やPCM192kHz/24bitに対応。大容量バッテリーと低消費電力の高性能プロセッサを搭載しており、DSDファイルも6時間の連続再生できる。

また、microSDカードに記録されたファイルのタグ情報を自動で読み取り、曲、アーチスト、アルバム、ジャンルごとにソートして表示する自動ソート機能を搭載。片手で操作できるマルチウェイスイッチを装備した。

D/Aコンバーターには、据え置き型D/Aコンバーターや、業務用DSD対応マスターレコーダーにも使われ音質に定評のあるBurrBrown PCM1795を採用。ディスクリート構成のパワーアンプ部には、低歪みが特長のオーディオ用オペアンプ「BurrBrown OPA1602 SoundPLUS」を採用した。さらに、電源電圧の強化により、170mW+170mW(32Ω負荷時)の高いヘッドホン出力を実現。8～600Ωの幅広いインピーダンスのヘッドホンやイヤホンに対応し、CDの128倍の情報を持つDSD 5.6MHz音源の信号も正確に伝えるという。

このほか、周波数特性が10Hz～80kHz（+/-3dB、デジタル接続時およびmicroSDカードから再生時）。3460mAhのリチオウムイオンバッテリーを内蔵し、連続再生時間はmicroSDカードから再生時で約6時間、デジタル接続時で約7時間。本体サイズは69.6（幅）×21.5（高さ）×123（奥行）mm、重量は280g。

価格はオープン。