2010年12月07日　20:26

AMD、6コア/2コアPhenom IIに最上位モデルを追加

AMDは、デスクトップPC向け6コアCPU「Phenom II X6」シリーズの新モデル「Phenom II X6 1100T Black Edition」と、デスクトップPC向けデュアルコアCPU「Phenom II X2」シリーズの新モデル「Phenom II X2 565 Black Edition」を発表した。いずれも、12月10日より発売を開始する。

「Phenom II X6 1100T Black Edition」は、「Phenom II X6」シリーズの最上位モデルとなる製品だ。従来の最上位モデル「Phenom II X6 1090T Black Edition」と同じTDP 125Wを維持しつつ、定格クロック数を3.3GHzへと引き上げている。なお、定格動作クロックの向上にともない、Turbo CORE有効時の最大動作クロックも3.7GHzへと向上している。そのほかの仕様は「Phenom II X6 1090T Black Edition」を踏襲しており、対応ソケットはSocket AM3。L2キャッシュは3MB（512KB×6）、L3キャッシュは共有6MB。

「Phenom II X2 565 Black Edition」も、従来の「Phenom II X2」シリーズ最上位モデル「Phenom II X2 560 Black Edition」をベースに、動作クロックを3.4GHzへと向上させた製品だ。動作クロック以外の仕様は基本的に「Phenom II X2 560 Black Edition」と同じで、対応ソケットはSocket AM3。TDPは80W、L2キャッシュは1MB（512KB×2）、L3キャッシュは共有6MB。

なお、両製品とも、クロック倍率が解除されているBlack Editionモデルとなる。

市場想定価格は、「Phenom II X6 1100T Black Edition」が24,980円前後、「Phenom II X2 565 Black Edition」が11,000円前後。

AMD