2021年10月08日　13:00

任天堂が「Joy-Con」の改良に言及、新型「Nintendo Switch 有機ELモデル」にも同梱か

任天堂は、「開発者に訊きました Nintendo Switch 有機ELモデル」と題した開発者インタビューを、同社ホームページ上で公開。そのなかで、専用コントローラーであるJoy-Conの改良などに関して言及している。

同インタビューでは、同社取締役上席執行役員技術開発本部長の塩田興氏、および技術開発部担当部長代理の山下透氏が登場。Joy-Conのアナログスティックについて「発売以降、部品を継続的に改良し、現在も取り組み続けている」ことを明らかにした。

さらに、「発売当初のJoy-Conのアナログスティックは、スティックに荷重をかけながら何度も回転を加え続ける方式で、Wii U GamePadのアナログスティックと同じ基準の任天堂の信頼性試験をクリアしていたが、継続的な改良を図るなかで、実際にお客さまが使用されたJoy-Conを調査し、耐摩耗性と耐久性の改良を何度も重ねてきた」という。

そこで、「信頼性試験自体を改良し、その新しい試験をクリアするよう、耐久性を向上させるための改良を加え続けてきた。こうした一連の改良は効果が確かめられた段階で、その時に製造している本体同梱のJoy-Conや、Nintendo Switch Lite、単品で販売しているJoy-Conに、速やかに取り入れている。修理についても順次、新しいバージョンの部品に置き換えている」とのことだ。

なお、「現在出荷しているNintendo SwitchやNintendo Switch Lite、単品販売のJoy-ConやProコントローラーはもちろん、今回の有機ELモデルに同梱されているJoy-Conも、改良が進んだ今お届けできる最新のもの」であると言及。このことから、新型「Nintendo Switch（有機ELモデル）」（10月8日発売）に同梱されるJoy-Conには「現時点で最新のバージョン」が同梱されるものと見られる。

「Nintendo Switch（有機ELモデル）」は、「Nintendo Switchとほぼ同じ本体サイズ」の中に、7型有機ELディスプレイ（1280×720ドット）を搭載した新モデル。フリーストップ式のワイドなスタンドや有線LAN端子、新たなスピーカーなどを装備した点が特徴だ。ボディカラーは、ホワイト、ネオンブルー・ネオンレッドを用意する。価格は37,980円。

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