ソニー、次世代ゲーム機「PS5」のハードウェア仕様などを公開

「プレイステーション 5」（PS5）ロゴ

ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）は3月19日、2020年のホリデーシーズンに発売する予定の「プレイステーション 5」（PS5）について、ハードウェア仕様などの追加情報を公開した。

発表によれば、「PS5」は、「超高速SSD、統合されたカスタムI/O、レイトレーシングに対応したAMDのカスタムGPU、より深い没入感を実現する3Dオーディオ」が主な特徴になるとのこと。

具体的には、「ゲームプレイの足かせ、特にロード画面を取り除くこと」を目的に、超高速SSDと統合されたカスタムI/Oを開発。加えて、カスタムGPUでは、目玉の新機能として「レイトレーシング」を挙げており、「現実世界でどのように光が動き、物体表面でどのように反射するかを再現する」と説明している。

音質面では、オーディオレンダリングに最適化した3Dオーディオ用カスタムエンジンを設計。「これまで以上に、実在感と定位感を感じられる」として、「雨粒がさまざまな異なる表面に当たる音や、敵が具体的にどの方向に潜んでいるかまでも、聞きわけられる」とのことだ。

このほか、「互換性の対応についても、順調に進んでいる」とアナウンス。「PS4で最もプレイ時間の長い上位100タイトルを調査したところ、ほぼすべてのタイトルが発売時に、PS5上でスムーズに動作するであろうことが確認できた」とのことだ。同社は今後も、検証テストを継続し、互換性の対応を進めていく構えだ。

このほか、同社が発表した主な仕様は以下の通り。

・CPU：x86-64-AMD Ryzen "Zen 2" 8コア/16スレッド 周波数：最大3.5GHz まで可変

・GPU：AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine レイトレーシング アクセラレーション 周波数：最大2.23GHzまで可変（10.3 TFLOPS）

・システムメモリー：16GB GDDR6

・バンド幅：448GB/s

・SSD：825GB 読み込み速度5.5GB/s（Raw）

・PS5 ゲームディスク：Ultra HD Blu-ray（100GBまで）

・映像出力：4K 120Hz TV、8K TV、VRR 対応（HDMI2.1規格による）

・オーディオ："Tempest" 3Dオーディオ技術

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