2020年05月08日　00:00

“あつ森”の販売本数が1177万本に、任天堂「Switchソフトで過去最大のすべり出し」

任天堂は5月7日、2020年3月期の決算短信を発表した。

発表の中で同社は、同期の経営成績の概況について説明。ハードウェアについては「当期（2019年4月～2020年3月）の状況は、Nintendo Switchでは、携帯専用のNintendo Switch Liteを9月に発売したことに加えて、Nintendo Switchも勢いを落とすことなく好調に推移した」として「Nintendo Switchファミリー本体の販売台数が大きく増加した」という。

続いてソフトウェアについては「ポケットモンスターソード・シールドが1737万本（※全世界での連結累計販売数量。以下同）の販売を記録する大ヒットとなったほか、3月に発売したあつまれどうぶつの森が1177万本の販売となり、Nintendo Switch向けソフトウェアでは過去最大のすべり出しを見せている」と説明する。

さらに、「ルイージマンション3やスーパーマリオメーカー 2など、当期に発売したソフトウェアに加えて、前期までに発売済みの人気タイトルや、ソフトメーカーのタイトルも好調に販売を伸ばし、当期のミリオンセラータイトル数は、ソフトメーカーのタイトルを含めて27タイトルになった」とのことだ。

また、「新型コロナウイルス感染症の影響により、2月から3月にかけて、Nintendo Switch本体およびJoy-Conなどの周辺機器や、リングフィットアドベンチャーの生産および出荷の遅延が一部地域で生じたものの、当期業績への影響は限定的だった」と振り返る。

これらの結果、「ハードウェア、ソフトウェアともに販売が好調だった前年を上回り、当期のハードウェアの販売台数は2103万台（前期比24％増）、ソフトウェアの販売本数は1億6872万本（前期比42.3％増）」となったことを明かした。

今後については「引き続き、新型コロナウイルス感染症による世界的な生産活動や消費活動の落ち込みが懸念される」としながらも、「そのような状況下において、Nintendo Switchについては引き続き、Nintendo SwitchとNintendo Switch Liteという2つのハードの魅力をお伝えし、普及拡大に努める」とコメントしている。

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