プジョー 308 新型にPHV、EVモードは航続60km に2021年内欧州発売
ステランティス傘下のプジョーブランドは3月18日、新型『308』(Peugeot 308)に、プラグインハイブリッド車(PHV)を設定し、2021年内に欧州市場で発売すると発表した。
◆新戦略に沿って2種類のPHVをラインナップ
プジョーブランドは、電動化を進める「パワー・オブ・チョイス」戦略を掲げている。パワー・オブ・チョイス戦略は、今後のプジョーの技術面の重要な柱のひとつとなる。新世代の電動車は、デザイン、快適さ、装備、広さ、積載量、運転の楽しさを犠牲にすることなく、顧客にニーズと用途に最適な電動パワートレインを提供していく。また、プジョーの電動モデルはすべて、それぞれのガソリンおよびディーゼルエンジン搭載車と同じ室内スペースや先進運転支援システム(ADAS)を持つ。
この新戦略に沿う形で、新型308には、2種類のPHVモデルが用意された。308にPHVが設定されるのは、新型が初めてとなる。新型308は、「EMP2」と呼ばれるマルチエナジープラットフォームの進化版をベースにしており、スリークなシルエットで電動化バージョンを展開することが可能になったという。このプラットフォームは、新しい構造要素で構成されており、効率性、安全性、ドライビングプレジャー、快適性をさらに高めた、と自負する。
◆PHVの駆動方式はFFで8速ATと組み合わせ
2種類のPHVモデルは、駆動方式がFFで、トランスミッションは8速ATを組み合わせる。「HYBRID 180 e」は、「PureTech」ガソリンエンジンが最大出力150hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。EVモードでの航続は最大60km、CO2排出量25g/km(いずれもWLTP計測)を見込む。
「HYBRID 225 e」は、PureTechガソリンエンジンが最大出力180hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。EVモードでの航続は最大59km、CO2排出量26g/km(いずれもWLTP計測)となる見通しだ。
バッテリーの充電は、32Aの出力7.4kWウォールボックスで1時間55分、16Aの出力3.7 kWで3時間50分、8Aの出力3.7kWで7時間5分となる。
◆部分自動運転へのさらなるステップとなる先進運転支援システム
最新世代の先進運転支援システム(ADAS)が採用される。中でも、2021年末に欧州で導入される予定なのが、「Drive Assit 2.0 Pack」だ。部分自動運転へのさらなるステップとして、ストップ&ゴー機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロールとレーンキープアシストが搭載されている。さらに、車線が分かれているレーンにおいては、3つの新機能が利用できる。
「セミオートマチックレーンチェンジ」は、70〜180km/hまでの範囲で、先行車を追い越し、元の車線に戻ること提案する。「予測速度推奨」は、制限速度の標識に従って、ドライバーに加速や減速といった速度の調整を提案する。「コーナー速度調整」は、カーブの曲率に応じて速度を最適化する機能で、最大180km/hまでの速度に対応している。
このほか、標準またはオプションとして、最大75mをカバーする「ロングレンジ・ブラインドスポット・モニター」、後退時に近くに危険があることを警告する「リア・トラフィック・アラート」、クリーニングノズルを内蔵した高精細180度リバースカメラ、フロント/リア/サイドの4つのカメラによる360度パーキングアシスト、「プロキシミティ・ハンズフリー・スタート」、「フルデフロスター・ヒーテッド・ウィンドシールド」、「ヒーテッド・ステアリング・ホイール」、乗員の電話番号情報と車線上の車両の方向を含む位置情報を提供する緊急通報「E-call+」、リバースギアに入れた時のバックミラーのインデックス化などが採用されている。
グレードに応じて、ストップ&ゴー機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロールが装備される。自動緊急ブレーキは、昼夜を問わず、歩行者や自転車を検知し、グレードによって7km/hから140km/hまでに対応する衝突警告機能が付く。
アクティブワーニング機能は、意図しない車線の逸脱を警告し、走行ラインを修正する。ドライバー・アテンション・アラートは、ステアリングホイールの微小な動きを分析することにより、長時間の運転や65km/h以上の速度でのドライバーの注意力を検出する。交通標識認識は、一時停止、一方通行、追い越し禁止、追い越し禁止解除などの標識も認識可能になった。近接警報、電動パーキングブレーキ、自動ハイビーム切り替えも装備されている。
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