ルノー メガーヌ 次期型、歴代初のEV設定…2022年に発売予定
ルノーグループは6月30日に開催した「ルノー eWays」において、ルノー『メガーヌ』(Renault Megane)次期型のEV、『メガーヌE-TECHエレクトリック』を2022年に発売すると発表した。
ルノーグループは2020年秋、ルノーブランドのEVコンセプトカー、『メガーヌeビジョン』を初公開した。同車は、EV専用の新開発「CMF-EV」プラットフォームをベースに、ルノーの将来のEVハッチバックを提案していた。ルノーによると、メガーヌeビジョンは、CセグメントEV市場におけるルノーの最初のステップになるという。
このコンセプトカーのテクノロジーが、メガーヌE-TECHエレクトリックに反映される。現行メガーヌには、電動モデルとして、プラグインハイブリッド車(PHV)が用意されている。EVがラインナップされるのは、次期型が歴代で初めてだ。
◆最大2770mmのホイールベースが大容量バッテリー搭載を可能に
メガーヌE-TECHエレクトリックは、CMF-EVと呼ばれる新世代のモジュラーEVプラットフォームをベースにする。この新しいプラットフォームは、ルノー日産三菱アライアンスによって設計され、フランスと日本で延べ300万km以上にわたるテストを続けている。全高の低いサルーンから大型SUVまで、複数のボディタイプに対応し、さまざまな容量のモジュラーバッテリーを垂直方向と水平方向に取り付けることができる。
CMF-EVプラットフォームでは、フラットなフロアを実現する。排気システムやトランスミッションがないため、インテリアの実用性とモジュール性が向上し、より用途の広いキャビンのためのスペースが確保されているという。
最大2770mmのホイールベースを取ることができ、より大容量のバッテリーと、より長い航続を備えたEVを実現する。車両の床下に搭載されたスリムなバッテリーは、低重心を可能にする。新設計のバッテリーは車両の構造として機能し、側面衝突の場合には、衝撃を吸収する効果を発揮するという。
バッテリーのサイズは、ボディタイプによって変更できる。たとえば、コンパクトカーは、航続の拡大とエネルギー効率の向上による高効率を維持しながら、バッテリーをコンパクトにすることが可能だ。
◆1回の充電での航続は最大450km
電気モーターは、最大出力217hpを引き出す。バッテリーは蓄電容量が60kWh。1回の充電での航続は、最大450km(WLTPサイクル)となる予定だ。スリムなヘッドライト&テールランプ、最新のデジタルコックピットが採用される。
ルノーグループはCO2排出量を削減する取り組みの一環として、2040年に欧州で、2050年に全世界で、カーボンニュートラルを達成することを目標に掲げている。この目標の達成に向けて、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車の販売台数をさらに増やす。ルノーブランドの欧州新車販売に占める電動車の割合を2025年までに65%、2030年には90%に引き上げることを目指している。
ルノーとダチア、アルピーヌ、ラーダの4ブランドに関しては、現在よりもアイデンティティとポジショニングを明確にする。4ブランド合計で、2025年までに24の新型車を発売し、その半分はC/Dセグメント車とする。また、少なくとも7車種はフルEVとする計画で、2025年までに電動化の分野におけるリーダーを目指す。
◆「筋肉質なオールエレクトリックCセグメント車」に
ルノーメガーヌのEV、メガーヌE-TECHエレクトリックは、この7車種のフルEVのうちの1台となる。AセグメントEVの『トゥインゴE-TECHエレクトリック』、BセグメントベストセラーEVの『ゾエ』に続いて、C セグメントにメガーヌE-TECHエレクトリックを投入することにより、乗用フルEVのラインナップを充実させるという。
ルノーは、30台のメガーヌE-TECHエレクトリックのプロトタイプを製作し、今夏から公道走行テストを開始する予定だ。この時、最終的なシルエットが明らかになるという。ルノーは、メガーヌE-TECHエレクトリックについて、筋肉質なオールエレクトリックCセグメント車、と表現している。
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