24年ぶり復活、新型ホンダ『プレリュード』ついに発売…価格は617万9800円
ホンダは4日、ハイブリッドクーペの新型『プレリュード』を9月5日より販売すると発表した。最新の「e:HEV」ハイブリッドシステムを搭載し、電動化時代のスペシャリティスポーツをめざした。価格は617万9800円。
2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」で初めてコンセプトが公開された新型プレリュードは、往年の名車の名前を受け継いだ2ドアクーペの復活と話題になった。2024年12月には、最新の「e:HEV」ハイブリッドシステムを搭載することが発表され、ハイブリッド車ならではの「操る喜び」を実現する革新的な新ドライブモード「Honda S+ Shift」の採用も明らかに。そして2025年1月の東京オートサロンでは、カスタム仕様のプロトタイプを公開するなど、発売に向けて新たな情報を提供し続けてきた。
そしていよいよ2001年で生産を終了したプレリュードが、24年ぶりに蘇る。
◆見た目だけじゃない、新時代のスペシャリティカー
新型のグランドコンセプトは「アンリミテッド・グライド」で、大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点に、滑空するような高揚感と非日常のときめきを感じさせるクルマをめざした。
コンセプトを象徴するのがエクステリアデザインだ。グライダーを思わせる低くシャープなフロントノーズ、抑揚のあるなめらかなボディライン、低くワイドなスタンスがダイナミックな走りを想起させる。突出したアンテナがない「ガラスプリントアンテナ」を採用することで、スムーズなルーフラインとなっているのもスタイリングの特徴だ。
フラッシュアウターハンドル(飛び出すドアハンドル)、フロントグリルのブラッククロームメッキ、前後バンパー下部のブルーアクセントなど、細部にも上質さや走りを予感させるデザインを散りばめた。
「ブルー×ホワイト」でまとめられたインテリアは、運転席だけでなく助手席も快適な空間をめざした。シートは作り分けられ、運転席はスポーツ走行に適したホールド性を高めたシートに、助手席はほどよく包み込まれるような快適さを重視したシートとした。
低く水平基調の視界、「Dシェイプ」デザインのステアリングホイール、メタル製パドル、プレリュード専用のフルグラフィックメーターや、ロゴ刺繍など、所有感や走りへの期待を高めるデザインとなっている。
新時代のスペシャリティカーとして、実用性も高めた。開口部の広いテールゲート式の荷室にはスーツケース2個を積載可能で、さらに後席を倒すことで9.5型のゴルフバッグ2個、ショートボードサイズのサーフボード2枚など、さまざまな荷物を積むことができる。床面ボード下には収納スペースもあり、コンビニフックや床面ボードを仕切り版として使うことで前後スペースに分けて荷物を積むなど、使い勝手の高い荷室を実現した。
◆ハイブリッドでダイレクトな走りを実現する
パワートレインは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」にホンダ初の制御技術「Honda S+ Shift」を採用。モーター駆動ながら仮想8段変速とし、マニュアルトランスミッションのようなダイレクトなレスポンスと鋭い変速感を実現。「アクティブサウンドコントロールシステム」によってスピーカーで増幅されたエンジン音が、ドライバーの爽快感、高揚感を高める。
ドライブモードは「SPORT」「GT」「COMFORT」の3つを備え、それぞれに「Honda S+ Shift」の制御を組み合わせることで6種類の走りを楽しむことができる。「INDIVIDUAL」モードではパワートレイン、ステアリング、サスペンションなど6項目を自身でカスタマイズすることも可能。
また、コンセプトであるグライダーを体現する制御として、ニュートラルギアに入れたかにような減速度で走行する「コースティング制御」をホンダ車として初採用している。
「剛」と「柔」を合わせ持つボディは、『シビックタイプR』のシャシーをベースに、プレリュード専用のセッティングを施し、応答性の良いハンドリングとスムーズな乗り心地を実現。「デュアルアクシス・ストラットサスペンション」「アダプティブ・ダンパーシステム」「高応答ステアリングシステム」「等剛性ドライブシャフト」「ブレンボ製大容量ブレーキ」などを採用し、プレリュードの走りを支える。
さらに旋回時の回頭性、挙動安定性を向上させる「アジャイルハンドリングシステム」は、ホンダ車として初めてブレーキング時まで作動範囲を拡大。コーナリング時や、障害物等の緊急回避時などで挙動を安定させる。
◆全5色の展開で、価格は617万9800円
先進安全装備は「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を標準装備とし、プレリュード専用セッティングとすることで人の感覚に近い制御を実現した。このほか、Googleを搭載した9インチのホンダコネクトディスプレイ、8スピーカーのBOSEサウンドシステムを装備する。
ボディカラーは、新色「ムーンリットホワイトパール」をはじめ全5色。1グレードのみの展開で、価格は617万9800円となっている。
掲載に関する免責事項について
掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
価格.comで最新価格・クチコミをチェック!
メーカーサイト
ホンダ(honda)の自動車(本体) ニュース
-
「プレリュードがこんなに注目される日が…」24年ぶりの復活に話題沸騰! SNSの関心はデザイン? 価格?
かつて「デートカー」として名を馳せたホンダ『プレリュード』が24年ぶりに復活。9…
2025.09.05 07:20 -
ホンダが「シビック タイプRレーシングブラックパッケージ」の受注を再開
本田技研工業は2025年9月4日、「ホンダ・シビック タイプR」の受注を再開した。シビ…
2025.09.05 06:20 -
ホンダ『S2000』も復活!? 新型『プレリュード』にチラつくロードスターの噂
ついに復活、発売されるホンダのスペシャリティクーペ、『プレリュード』新型。早く…
2025.09.05 05:20
このほかの自動車(本体) ニュース
-
VWの新命名戦略反映、EV『ID. ポロ』と『ID.ポロGTI』発表へ…IAAモビリティ2025
フォルクスワーゲンは9月4日、これまでのベストラーモデルの名称を電気自動車の「ID…
2025.09.05 07:30 -
「ボルボXC60」にブラックのアクセントカラーが映える特別仕様車
ボルボ・カー・ジャパンは2025年9月4日、ミッドサイズSUV「ボルボXC60」に特別仕様…
2025.09.05 07:10 -
「ボルボXC40」に特別仕様車「ダークエディション」「ダークエディション“サンドデューン”」登場
ボルボ・カー・ジャパンは2025年9月4日、「XC40」に特別仕様車「ダークエディション…
2025.09.05 07:00
自動車ニュースランキングもっと見る
-
1
24年ぶり復活、新型ホンダ『プレリュード』ついに発売…価格は617万9800円
自動車(本体)22時間前 -
2
ヤマハのネオレトロ『XSR900』、外装キットが国内20%超の装着率で「嬉しい誤算」その理由とは?
バイク(本体)2025.09.02 05:35 -
3
「ミニプリウスになったな」トヨタ『アクア』改良モデルの「ハンマーヘッド」採用にSNSも注目
自動車(本体)2025.09.03 05:50 -
4
「そういう時代か…」中国で生きていたホンダの最高級ミニバン『エリシオン』が話題に、「これなら日本でも売れる」の声も
自動車(本体)2025.09.04 06:20 -
5
三菱『アウトランダー』PHEVとハイブリッド、米グリーンカー賞獲得…史上初の姉妹車同時受賞
自動車(本体)2025.09.03 06:10
総合ニュースランキングもっと見る
-
1
JT、加熱式タバコ「Ploom AURA」に数量限定カラー「アンバーヘイズ」
電子タバコ・加熱式タバコ2025.09.03 11:05 -
2
IQOS ILUMA専用タバコ「TEREA」に数量限定パッケージ「KIWAMIエディション」16銘柄
電子タバコ・加熱式タバコ2025.09.03 12:34 -
3
BAT、新型の加熱式タバコ「glo Hilo」と「glo Hilo Plus」を本日9/1より全国発売
電子タバコ・加熱式タバコ2025.09.01 16:02 -
4
SIE、PS5本体がセール価格になる「オータムセール」を本日9月4日から開始
ゲーム機本体2025.09.04 12:52 -
5
Dynabook、軽量約849gの13.3型プレミアムモバイルノート「dynabook G8・G6」
ノートパソコン2025.09.03 16:39
読んでおきたい まとめ記事
自動車
カー用品
- カーナビ
- 車用ホイール
- 車用マフラー
- 車用補強パーツ
- 車用エンジンオイル
- その他のカー用品
- カーオーディオ
- 車載モニター
- カースピーカー
- 車載アンプ
- ドライブレコーダー
- その他車載機器
- タイヤ
- スタッドレスタイヤ